ゲド戦記

強烈な失敗作な印象。

バランスが酷い。

特に前半の60分。

15分に圧縮しても意味は通じるだろうに。

TVアニメだったらわかるが映画であれはなあ。

プロモーションがすごすぎるだけにギャップが大きい。

しかしビジネス的には超成功。

「亀田モデル」(プロモーションとマーケティングによって構成・展開される洗脳型メディアビジネス)と同じ構造。

帰りのエレベータでのOL(だろうなきっと)二人の会話。

「面白かったよね」

「うん面白かった」

何がどうってのが全部抜けている。が、劇中でも関係性はほとんど説明されていないので仕方ないともいえる。

ラストの展開など強引すぎで脚本になめらかさがない。

原作を読んだことがあるのだが少女が竜である理由がよくわからない。

と思って少し調べたら4巻以降も組み込んであるのか。

3巻までしか読んでいなかったので印象が違ったのだろう。

それはさておきすべてがスムーズでない。「プロモーション」は強烈にうまいが。

同じ映画ならマリオンで「ゆれる」を上映してもらいたいものだ。

(マリオンではないが来週から銀座で上映あり)

環境含め映画自体が「ひとの世界がおかしくなっている」(これゲド戦記の中でくりかえされるセリフ)を体現している。

コメント

タイトルとURLをコピーしました